前回の続き、オステオパシーについて一般の方にも理解して頂けるように少しずつご説明していきたいと思います。
オステオパシーの施術を行う時に、これらを守って下さいね、という原則が最低限4つあるのですが、その一つが
「身体を一つのユニットとして診なさい」
というものがあります。当たり前のような、わかったようなわからないような…。この点についていくつかの臨床例を基にわかりやすくご説明したいと思います。
ある、60代の男性がいらっしゃいました。腰痛との事で来られたのですが、もう何年も右腕が痺れていて、それに関してはどこに行っても治らなかったし長年だからもうあきらめているとおっしゃっています。
身体を拝見しましたが、この世代の男性にもれず体はガチガチです。もちろん、訴えの腰痛が良くなるようにとは思っていたのですが、右腕のしびれの方が僕としては気になります。
身体の気になるところをオステオパシーの技術で修正する中で、あおむけで腰の骨に手を当て、(厳密にはその奥の靭帯を狙って)持ち上げソフトに調整しました(間接法という非常にソフトな技術ですがこれについてはおいおいご説明します)。
その瞬間から、その男性曰く「あれ、だんだん腕の痺れが軽くなってくるんですけど…。」そうおっしゃいました。
そして、施術後、腕の痺れはほぼ消えておられます。そしてその後何度か来られましたがほぼ再発はされていません。
腕の痺れといえば、おそらくお医者さんであれば首や肩のレントゲンを撮ったりするのが通常で、マッサージなどであれば腕をしっかりやっておきましょう!といってマッサージしてくれると思います。
今回は腕の痺れの症状なのに腰を触ることによって症状が軽減した例です。随分離れた場所ですが関係があるのでしょうか? また次回興味深い例をご紹介しますね。本日はここまでです!
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