オステオパシーについて~テクニック編7「GOT(ジェネラルオステオパシックトリートメント)」

今回は「GOT(ジェネラルオステオパシックトリートメント)」について書きたいと思います。

今から150年近く前にアンドリューテイラースティル先生によってオステオパシーが作られた訳ですが、スティル先生の患者さんとしてリトルジョンという生理学者がヨーロッパからアメリカへ来ました。

そしてそのリトルジョンによってオステオパシーはヨーロッパに伝えられていく訳ですが、その際に開発された中で、はっきり残されているオステオパシーテクニックとしては最古のものだと言われています。(創始者スティル先生は解剖学を徹底的に勉強しなさいとおっしゃり、テクニックそのものは後世に残されませんでした)

症状がどうであれ、全身を評価しなさいというのがオステオパシーの原理であるというのは再三にわたってお伝えしていますが、こちらGOTは右足→股関節→体幹→頭部を可動化させながら上がっていき、次に同様にして左半身を下っていき左足で終了していきます。つまり身体を常に可動化させながら「評価→悪いところがあれば即その場で治療」というのを行いながら全身を施術していく訳です。

それはある時は関節を可動化させ、ある時は体液を循環させ、ある時はエネルギーを整える、とその時々で様々な意味を持ちながら身体の治療を行うと習いました。

僕が習ったのは、レンゾーモリナリDOというヨーロッパのみならず、世界中でも有名なドクターなのですが、このテクニックはリトルジョンの時代から教材のようなものはなく「先生から弟子」というのを繰り返しながら代々伝えられたという事です。

メリットとしては上記に書いたように色々な意味あいで用いられ、全身治療が出来る、そして常に身体を可動させているので「施術を受けている感」が強く、患者さんにとっては非常に心地良いと思います。

デメリットとしては術者にとって正直、通常のテクニックよりは体力を消耗するかなと思います。朝から晩まで全ての患者さんにこのテクニックで対応しようというのは、今の僕にはしんどいかもしれません(笑)

いずれにしても、とても奥深い、興味深いテクニックだと思います。

※湊はレンゾーモリナリD.Oによる国際セミナー、GOT(ジェネラルオステオパシックトリートメント)のベーシック、アドバンスを共に受講、終了しています。

このブログの趣旨や注意事項はこちらをご覧下さい