オステオパシーについて〜身体は繋がっている7~血管編

「オステオパシーについて」、今日は血管系についてです。
血管系??そんな所に施術するの?と思われるかもしれないですが、オステオパシーでは可能ですし非常に大切、かつ良い効果を出してくれます。正し、最後の注意書きだけでなくここでも念を押しておきますが、あくまで血管系についてオステオパシー検査での組織の硬さを評価します。医学的な、例えば動脈硬化などの医学的診断行為や治療をする訳では決してありませんので、それらの問題についてはお医者さんの指示に従って下さいね。
ある例がありました。左の首に痛みを感じられた方です。触診して触ると顔をしかめるような痛みを訴えていらっしゃいます。全身のオステオパシー評価をすると右手の橈骨動脈(腕のところの動脈)にオステオパシー的問題を感じたのでそれをリコイルというテクニックでリリースしました。左の首を再度検査したところ痛みは消えていました。
もう一つは胸から背中にかけての辺りに痛みを訴えられていた方です。オステオパシー評価によって大動脈弓(心臓から出る大きな血管)にオステオパシー的問題を感じました。それをリリースすると組織の硬さが消えて痛みは消えました。
通常これらの痛みや可動性の減少は骨とか筋肉とかが原因かな?と思われがちです。勿論そうしたケースもあります。しかし、骨や筋肉へのアプローチをしても良い結果が出ずに、血管系についてオステオパシー検査、施術をする事によって症状が軽減して頂く事は良くあります。
マッサージをして→血流をよくする、ではないのです。あくまで血管系の組織にオステオパシー的問題を感じてそれに対して施術をします。また血管には自律神経が張り巡らされていますから、自律神経系にも影響があります。
更にややマニアックなお話をすると、血管には動脈と静脈というのがあるのですが、組織を活発にしたり癒着などの問題をはがす力を活発にする為に動脈系にアプローチしたり、急性期(ぎっくり腰や捻挫‥)の強い痛みを早く引かせる為に静脈系にアプローチする事も非常に役に立つ施術です。
今までみてきた、骨、筋肉、内臓、そして更に血管系に対してもオステオパシーでは評価してアプローチする道具があるというのは施術家にとって強い味方です。更に、次は神経系についてお話します。

このブログの趣旨や注意事項はこちらをご覧下さい→http://d.hatena.ne.jp/m-tamaki/20180302