オステオパシーについて〜身体は繋がっている6~頭蓋編2

※こちらは3年前に参加した頭蓋セミナーに参加した際の感想ブログですが、頭蓋骨という意味で再度アップさせて頂きました。

僕は、楽しそうな家族連れなどを横目に、神戸で5日間に渡り開催された「クラニアル(頭蓋)セミナー」に参加して来ました。
講師はアメリカのドクターでした。アメリカはオステオパシー発祥の地でありオステオパスは医師資格を持ちます。世界で初めて頭蓋骨の可動性について語ったウィリアムガーナーサザーランドもアメリカのドクターです。今回の講師のドクターはその伝統を引き継いでいる協会の専任講師である事を考えると、とても意味深く貴重な事です。開催して下さった協会に感謝しなくてはなりません。
しかし、前回書いたように非常に繊細かつ複雑な部分だけにこのセミナーを受講させて貰うには今までのセミナー受講に対するテストの合格が必要だったり大きな壁もあったので、自分的にはとても感慨深くもありました。
内容は、頭蓋と言いながらも顔面骨や小児の内容も含むとても幅広いものでした。また、頭蓋骨の縫合(重なっている部分)をこう緩める…、といったメカニカルな話だけではなく、身体全体に備わっている「健康」が自分自身の身体を治療していく過程を感じる、といった技術的、感覚的にも非常に高度で奥深い内容にも触れて下さいました。
そしてこれらは身体どの部分を施術するにも応用できる、いやすべき内容でした。まさに身体は構造的にもそれを越えた領域でも様々な世界とつながっていると感じさせる内容でした。
今まで僕は、過去のセミナーで部分的に教えられていた頭蓋のベーシックな評価や施術と、基本的に頭蓋分野については「メカニカルリンク」というフランスの方式で施術をしていました。これはこれでもちろん非常に効果があります。
頭蓋、顔面の評価テストをしながら「ポン」とはじくだけのような「リコイル」という一見軽くみえるテクニックなのですが、顔の形見た目にも変わります…。びっくりです。当然、頭痛やめまい、耳鳴りやチック症といった方様々なご症状の方にもお役に立てておりました。
これらに今回の内容が加わる事で、より深く皆様のご健康づくりのお役に立てるのではないかと思います。まだまだ奥深い「オステオパシー」ですがとても大きな意味を持つセミナー受講でした。

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